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調理で減塩は難しい イギリスに学ぶ段階的減塩 クローズアップ現代9月4日

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9月4日のクローズアップ現代では、減塩後進国日本の問題とイギリスに学ぶ政府が取り組んだ減塩方法が紹介されていました。減塩に関して東京大学大学院教授の佐々木敏先生が詳しく日本の塩分摂取の現状などを教えてくれました。実際問題、調理で減塩をすることは難しということでした。

調理で減らせない塩分

埼玉県に住む女性は旦那さんが健康診断で高血圧と診断されたために減塩を心がけた献立を作るようにしました。そこで、その日の夕食の塩分量を管理栄養士に調べてもらいました。その結果塩分量はなんと5.8gでした。高血圧の対策の塩分摂取量1日6g未満を夕食だけで達していました。

塩分を減らせない理由

先ほどの女性が料理で使った食塩は0.7gでした。しかし、しょうゆやマヨネーズに含まれる塩分、ハムやソーセージなどの加工食品に塩分を加算するとトータルで6gになってしまいました。実は食塩の7割を加工食品などから摂っているという事実がここにありました。このことは調理の工夫だけでは減塩は難しいということを意味しています。

日本高血圧学会が推奨する塩分摂取量は1日6g未満が目安、ところが6月に発表された研究では日本人の平均塩分摂取は女性で11.8g、男性で14gの塩分を摂っていることがわかったということでした。この調査は800人の尿から採取した塩分を計測した結果ということです。

国内の減塩の取り組み

この現状を踏まえて、国は塩分摂取量を来年4月から1日の摂取量を男性で8g未満、女性で7g未満と厳しくする方針です。

食品メーカーには減塩商品に取り組むところもある。大手調味料メーカーでは減塩を前面に出してきた商品開発に力を入れているということでした。塩分を減らしても味が落ちないように工夫を凝らしてきた。そのため使う材料は2倍に増えて、価格も1.5倍になったという。しかし、減塩の商品の売れ行きはまだまだということでした。

イギリスでの減塩の取り組み

いち早く減塩に成功したのがイギリス、減塩対策で医療費を大幅に減らすことできたということでした。国民の塩分摂取量も8年間で1.5g減少したということでした。国民が気づかない内に進んだ減塩対策。政府は食品メーカーに対して減塩するように目標値を設定させたそうです。その数85種類。

しかし、減塩に対して、食品業界は薄味による消費者離れの懸念があった。そこで科学者グループが減塩方法を政府に提案しました。それが塩分を段階的に減らすという方法です。人間は減塩の味にも6週間で慣れるという研究があったそうです。これを応用して少しずつ減塩すれば誰も気づかずに塩分摂取量を減らせるので消費者離れしないということでした。 そこで、イギリスのパンの8割を製造しているメーカーの業界団体も3年間で10%食塩の量を減らす計画を立て、1gまで減らすことに成功したという。

このような取り組みで、バターもケチャップも目標達成。心臓病などの患者が減り、医療費が2600億円削減できたということでした。国としては企業としての健康に対しても責任を果たすべきと考えているということでした。