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刺激性の便秘薬の危険な落とし穴 大腸が変形する弛緩性便秘になることも 非刺激性の便秘薬とは?

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たけしの家庭の医学では、便秘薬の危険な落とし穴について、実際に63歳女性に起きたケースをもとに詳しく取り上げていました。用量を守れば毎日服用しても大丈夫な腸にやさしい非刺激性便秘薬と毎日服用がNGな刺激性の便秘薬があるとのこと。また、便秘治療のスペシャリストの医師が便秘の3つの新常識を教えてくれました。

便秘薬の落とし穴 大腸が変形してしまった女性

63歳の女性は今から3年前に便秘による症状のすべてが始まったという。夫に先立たれ、一人暮らし。60歳の時に経理の仕事を時定年退職した。可愛い孫をみるのが楽しみだった。

そんな中、便秘に苦しむことになったという。普段は1日1回お通じがあったが、生活リズムが変わったのか2日間お通じがなかったとのこと。

2日に1回が続いたかとおもうと3日に1回、4日に1回とお通じがこない日が増えていったという。

お友達に便秘ついて聞くと1日1回便を出すためにみんな色々頑張っているということだった。そのため、自分もたっぷり野菜を食べるなど、便秘対策をおこなったが、余り効果がなかったという。

便が出た時も残便感があり、また、すこしだけコロコロと便がでるだけだった。様々な対策をおこないトイレで踏ん張っていた。

しかし、半年後、5日間ほとんど便がでていない時に新たな不調が起きた。それは腸に溜まったガスが逆流するような感覚が起こり吐き気におそわれたという。

翌日、病院ではなく薬局へ行き、売れ筋の良い便秘薬を購入して飲むことにしたという。

その結果は効果てきめんだったという。便秘になってからの初めての爽快感だった。

これで便秘が治ると思っていたという。でも、次の日にはまたお通じがこなかったという。それ以来、毎日夕食後に薬を服用するようになったという。この時は翌日にはお通じが来るようになっていたとのこと。

便秘薬さえあれば大丈夫と思っていた。しかし、この毎日便秘薬をのむことが落とし穴だった。

1年後、便秘に新たな変化がおこる。薬を飲んでいても翌日お通じがこないという。

体が薬に慣れたのだと感じ、1回の薬の量を増やしたという。この時は便は一応でるが、薬の効きは悪くなる一方だったという。

それに伴い薬の量も増えていったという。用量の3倍まで飲むようになったという。1日になんと18錠もの薬を服用するようになったという。

ついには、薬の効果は感じられなくなり、便秘はますますひどくなっていったという。これだけ薬を服用しても効果がないのはおかしいと思ったが恥ずかしいので病院へ行く決心はつかなかったという。

毎日、お通じのことを考えるだけでストレスだったという。

娘が遊びに来た時、キッチンに立とうとした時、突然意識を失い倒れたという。そのまま救急車で運ばれた。200を超えた血圧で倒れたという。便秘によるストレスで血圧が高くなっていたという。

この時、10日間もお通じがなかったという。これをきっかけで便秘の専門外来へ行ったという。

精密検査を行った所、溜まっていた大量の便が腸を押し広げて太くしていたという。また、その便の重さで腸の形が変形していたとのこと。また、病名は弛緩性便秘だったという。

大腸に便がたまって変形した理由

腸には腸管神経があり、その神経が大腸を刺激することで腸の筋肉が収縮し肛門へ便を導きます。

この腸管神経が働かなくなると、筋肉がゆるみ収縮できないという。この結果、弛緩性便秘になり便が大腸にたまり変形してしまうということでした。

女性が使っていたのは腸管神経に働きかける刺激性の便秘薬だった。実はこの薬には注意がきがあり長期間服用してはいけないと掲載されていた。

しかし、女性は2年半ほど毎日のみ、さらに用量の3倍を飲んでいた。この結果、弛緩性便秘になってしまいました。

刺激性のある便秘薬を毎日用量以上を服用したことで、腸管神経が疲弊し反応しづらくなり、筋肉がゆるみ便を肛門に送り出せなくなったということでした。

3つの便秘の新常識

国立病院機構久里浜医療センター便秘外来の水上健先生が3つの便秘の新常識を教えてくれました。

  1. 週に3回排便があれば便秘では無いとのこと。
  2. 刺激性の便秘薬は週2回程度までにする。この程度なら大腸には問題がないとのこと。
  3. 腸に優しい便秘薬(非刺激性の便秘薬)もある。これは、腸内に水分を集めて便を柔らかくし出しやすくするという作用があるとのこと。この手の便秘薬は量さえ気をつければ毎日服用していても大丈夫だという。薬剤師に聞くとすぐに非刺激性の便秘薬を教えてくれるとのこと。