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造血幹細胞で脳梗塞治療と効果・後遺症も回復?カハールの呪い・夢の扉+

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脳の神経細胞は壊死したら復活することがないと考えられている。これはカハールの呪いと呼ばれていていわば脳神経医学の常識と考えられている。その常識を打ち破るべく、造血幹細胞を使った脳梗塞治療を研究してるのが医学博士で先進医療センター再生医療研究部の田口明彦先生。夢の扉ではその造血幹細胞を使った脳梗塞治療研究にせまった。

Caution: Study Tech

Flickr: Anonymous9000's Photostream

脳梗塞を血管から治療する方法、脳梗塞によって壊死した神経組織を再生させたい。そのガギになるのが血液のもとになるのが造血幹細胞。これを使って手の組織の回復をさせた経験を脳にも応用させようと考えた。

造血幹細胞をつかった脳梗塞治療の臨床試験の効果

2009年、研究開始から9年、臨床試験がスタートした。

72歳の男性のケース

男性は重度の脳梗塞で左半身が麻痺、そして言語障害が後遺症として残っていて、当初は寝たきりになる可能性が高いと診断されていた。

本人の造血幹細胞細胞を使う臨床試験を田口先生から提案された。

造血幹細胞を使った脳梗塞の治療法

まず患者から骨髄液を抽出する、その骨髄液を分離液と合わせて遠心分離器にかける。そして、血液の元になる造血幹細胞を取り出し、患者の体内に静脈注射をする。すると血管が活性化していく。

脳梗塞でダメージを受けた神経細胞の周りには神経のもとになる細胞が出現することが分かっている。しかし、その細胞は新しい神経になる前にすぐに死滅してしまう。

活性化した血管からその細胞に栄養が送られるようになることで新しい神経になるのではないかと考え、様々な実験を重ねてついに臨床試験にまで持ち込んだ。

72歳の男性はその後、徐々に回復、4ヶ月後には退院、自分で歩いて帰ることができるようになっていた。治療後の脳の血流量も明らかに増えていた。

それから、5年後も月に1度のペースで田口先生診療を受けている。

重度の脳梗塞患者12人の臨床試験の結果、9人が6ヶ月後に自力で歩けるようになったとのこと。この造血幹細胞を使った脳梗塞の治療はまだ実用化はされていない。ただ、今後さらに臨床試験を増やしていく予定とのこと。